2016年3月 日米インタープリター・セミナー

米国国立公園局(National Park Service)とのパートナーシップによる、日本人向けのインタープリテーション研修会。本場のインタープリテーションを直接学べる類をみない機会です!
日 程:2016年3月27日(日)~4月3日(日)
場 所:米国カリフォルニア州、ゴールデンゲート国立レクリエーションエリアを中心に、ミュアウッズ、ポイントレイズなど周辺の国立公園や施設を訪問する予定
対 象:インタープリテーションに興味が有る方、どなたでも。定員先着12名。
テーマ:気候変動と公園のインタープリテーション(左記をメインテーマとしながら、米国の国立公園におけるインタープリテーションの基礎やトレンドを学びます)
■概 要: 日本インタープリテーション協会では、1995年よりアメリカの国立公園局(NPS)の協力を得て、日米インタープリター研修会を実施してきました。本場のインタープリテーションを、レンジャートレーニングの専門家や現役のレンジャーから直接学ぶ貴重な機会です。また、日米のインタープリターが交流する場にもなっています。2016年は、サンフランシスコ周辺で「気候変動とインタープリテーション」をテーマに、米国のインタープリテーションの現在を学びます。サンフランシスコ周辺は、博物館や科学館なども多数あり、学びの要素の多いエリアです。
■主なスタッフ(予定)
ルディー・ダレッサンドロ:NPS国際部。アメリカ側のコーディネイター。
ジョン・タイラー:元NPS職員。現役時代はトレーニング・開発部門の副部門長、公園長等を努められた。
マイア・ブラウニング:元NPS職員。グランド・キャニオンにある、オルブライト・トレーニング・センターのトレーニング・マネージャーをされていた。日米セミナーを第1回から担当してくださっている。
トッド・ヒサイチ:
日本人でありながら、米国の国立公園に勤務する現役インタープリター。
日本側のスタッフとしては、本研修会の通訳を長年担当している増田由香子さん、古瀬浩史(日本インタープリテーション協会、帝京科学大学)が同行いたします。二人とも長く日本で環境教育やインタープリテーションの活動に携わっていますので、経験の少ない方などのフォローをさせて頂きます。
■今年の内容とテーマ「 気候変動とインタープリテーション」について
気候変動やそれに伴う生物多様性の衰退は、環境教育の大きな課題になっています。自然公園や都市公園のインタープリテーションにおいても重要なテーマと言えます。このセミナーでは公園施設等の見学やレクチャー、プログラムへの参加、ディスカッションを通じて学んでいきます。テーマ設定はありますが、インタープリテーション全体を学べるように配慮されています。近隣には、海棲哺乳類の保護センターなどもあり、現在訪問する施設を検討中です。
■研修会の形式: インタープリテーションに詳しい通訳がつきます(英語が苦手、という方でも問題ありません。NPSスタッフのルディさんは、少し日本語が喋れます。ハワイ在住のジョンさんは日本通です!)。
■参加者のメリット:
1)アメリカの国立公園におけるインタープリテーションの様々な側面を学ぶことができる。
2)アメリカの国立公園のインタープリタートレーニングの専門家の指導が受けられる。
3)国立公園における教育活動、インタープリテーション活動の現状を知ることができる。
4)ビジターセンターをはじめ、インタープリテーションに関する施設を案内つきで訪ねられる。
5)アメリカ国立公園関係者と知り合いになれる(つながりができる)。
6)普通に訪ねたら得ることができない情報、資料を得ることができる。また、国立公園の裏側の情報(ビジターセンターのバックヤードなど)を知ることができる。
■問い合わせ:お問い合わせは下記のメールアドレス、携帯電話にご連絡ください(件名:日米ITS)。お気軽にお問い合わせください。
furuse(アットマーク)ntu.ac.jp
090−3135−9648 古瀬浩史(日本インタープリテーション協会/帝京科学大学)
 
■その他: 本研修会は旅行商品ではなく非営利の勉強会です。旅費、研修会経費を参加見込数で割って参加費を算出しています。インタープリテーション協会のスタッフ(古瀬)も旅費を負担して参加します。チケット等はまとめて予約いたしますが旅行へは個人の責任においてご参加くださるようお願いします。