「インタープリテーション全体計画」とは、地域の魅力や価値を来訪者に効果的に伝えるためのコミュニケーション戦略を体系的にまとめた計画です。この計画では、単なる情報提供にとどまらず、地域の固有の価値やストーリーを体験やガイド、メディアなどを通じて来訪者と共有し、特別なつながりを生み出すことを目指しています。近年、日本国内では、このようなインタープリテーションの「全体計画」に関連した施策が、環境省や観光庁によって各地で展開されており、当協会ならびに関係者も複数の計画策定作業に関わっています。
この講座は2024年7月に開催し、たいへん好評であったオンラインセミナー「インタープリテーション全体計画」の内容をもとにブラッシュアップし、4本、合計で約2時間の講義動画にまとめています。「インタープリテーション全体計画」とはどのようなもので、それがなぜ必要なのか、計画の構成要素について取り上げており、そして計画の重要要素を作ってみるワークも含んでいます。
講義はインタープリテーション全体計画に詳しい古瀬浩史が担当し、先行事例として多くの地域のモデルとなっている長崎県・雲仙温泉地区のインタープリテーション全体計画策定を手掛けた雲仙観光局の瀬戸正志さんにゲストで登場いただいています。
今回はオンデマンド方式ですので配信期間中いつでも繰り返し受講していただけるとともに、専用サイトでは充実した教材ならびに参考資料がダウンロードできるようになっています。
これから計画に取り組みたい方、ガイド技術だけではなく、地域や施設などにおいて効果的なインタープリテーションを普及していきたいとお考えの方々に受講いただければと思っております。
■こんな方におすすめです
・いま急速に普及しつつある「インタープリテーション全体計画」とは何か知りたい方
・これからインタープリテーション全体計画作りに取り組む(取り組もうとしている)方
■受講可能期間:2025年1月5日(日)から3月24日(月)まで
*受講申込みは3月21日(金)まで
■開催方法:専用ウェブサイトと「Vimeo」による動画配信
■講師・スタッフ:
進行:川嶋 直(一般社団法人日本インタープリテーション協会理事/公益社団法人日本環境教育フォーラム主席研究員)
講義:古瀬浩史(一般社団法人日本インタープリテーション協会代表理事/帝京科学大学教授)
事例報告:瀬戸正志(雲仙観光局統括事業部長)
構成・ディレクター:西村仁志(一般社団法人日本インタープリテーション協会理事/広島修道大学教授)
■講座の内容
講義「インタープリテーション全体計画とは」古瀬浩史 約40分
講義と実習「インタープリテーション計画の重要要素を作ってみる」(ワークシート活用)古瀬浩史 約40分
事例紹介「雲仙温泉地区:インタープリテーション全体計画を策定した結果」瀬戸正志・川嶋 直 約40分
■受講費:5,000円
■申し込み
「Peatix」からお申し込み、支払いをお願いします。
https://zentai2.peatix.com/
お支払いは各種クレジットカード、コンビニ/ATM支払い、銀行口座振替などが可能です。
手続き終了後、専用サイトのURLとパスワードをお知らせしますので、その時点から受講していただけます。