育成・研修の体系(2023)

トレーニング・コースの概要

 育成、研修の基本的な考え方については、まず「これからのインタープリター育成の考え方」をご参照ください。この中で示した「インタープリテーションに携わる人材の育成指標(コンピテンシー表)」に基づき、現在開催している(計画中を含む)コースは以下の5つに整理されます。

1.「接客スタッフ」

 自然公園施設やミュージアム、観光案内所等の窓口担当者や、ホテル接客スタッフや交通機関のドライバーなど、幅広い観光や公園関係者を対象として、接客に関連したインタープリテーションの基本を学びます。本コースは、地域や施設等からの依頼、要請に基づき開催しています。

2.「インタープリター・ガイド」

 自然公園等の保全地域、ミュージアム、観光地域等において、ガイドプログラムを担当する方が対象として想定されています。インタープリテーションの基本的な概念や技術を含んだ入門的なコースです。当会主催の研修会をはじめとして、大学の実習や観光地域での人材育成、ミュージアム等の教育普及担当者研修など、最も幅広く実施されています。地域の特性に合わせてカスタマイズしたり、オンラインでの開催も可能です。

3.「ディレクター

 ビジターセンターやミュージアム、観光協会、DMOなど、インタープリテーションの現場において、オペレーション(実施、運営)を担う方が対象です。ガイドだけでなく体験プログラムや展示、さらにはプログラムの品質管理など、インタープリテーションの手法を幅広く学びます。当会主催や施設や地域からの依頼などで行われています。

4.「プロデューサー」

 行政、自然公園施設、観光協会等のマネージメントを担う方のためのコースです。インタープリテーション計画の策定などと並行して、地域開催された事例があります。(主催での開催は計画中)

5.「トレーナー」

 インタープリターの養成を担う「トレーナー」を養成します。現在は非公募で行われています。今後公募も検討していきます。