日本インタープリテーション協会では、1995年からアメリカ国立公園局の協力のもとインタープリテーションに関する研修会を、さまざまな場所で開催してまいりました。フィールドトリップや現地専門家からのレクチャー、ディスカッションなど、盛りだくさんの内容で、多くの最新情報を得てきた他、日米インタープリターの交流の機会にもなってきました。
今年はアラスカでの開催を計画中です。
アメリカが新政権に移行したことに伴って、当協会がパートナーシップを持っていた国立公園局の国際協力部門が閉鎖されるなどの状況があり、長く続けてきたこのセミナーも開催が難しい状況になっておりましたが、今年に関してはこれまでご協力をいただいてきた人的リソースにより、セミナー開催を行う方向で進めています。
場所はアラスカで、デナリ国立公園とキーナイ・フィヨルド国立公園を訪れ、テーマとしては、自然資源と文化的資源、またそれら両側面を含んだインタープリテーションにフォーカスしていきたいと思っています。
だいぶ実施時期が近づいてからの計画開始となってしまいましたので、この段階で決まっている情報をお知らせし、順次情報を更新していきます。もともと募集人数が10名程度と少ないセミナーです。お申し込みいたただいた方から確定として行きたいと思います。もし参加のご希望がある方は、担当(古瀬)まで、ご一報ください。
以下ここまでに決まっている情報です。(順次更新)
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第27回日米インタープリテーション研修会 in アラスカ
日時:2025年9月7日(日)〜9月16日(火)
テーマ:自然資源と文化的資源のインタープリテーション
募集人数:10名程度
参加費(航空券代を含みません):30万円
・参加費に含まれるもの:宿泊、現地移動(レンタカー)、研修費用(通訳・コーディネート等、国立公園入園料)など
・参加費に含まれないもの:航空券(日本から現地往復)、博物館等の入館料(50〜60ドル程度を予定)
乗船を計画しているボートツアーの乗船費用(145ドル)
※航空券は、日本からご一緒するスタッフと同じ便を協会を通じて旅行会社に依頼可能です。
乗り継ぎのアラスカ空港の便が席数が限られているため、同じ便をとったほうがよさそうですが、ご自分でチケットをとられて現地集合でも構いません。現地集合の場合、アンカレッジ空港17時頃になります(スタッフの利用便到着予定が16:41)
アンカレッジ往復の航空券代金は6/1時点で諸費用込みで約31万円です。(価格は申込み時期で変動します)
※通訳が同行します
■スケジュール(予定)※現在検討中のため変更の可能性あり
9月7日(日) 成田出発(夕方)
9月7日(現地時間) アンカレッジ到着(午後)
9月8日 アラスカ・ネイティブ・ヘリテッジ・センター見学
デナリ国立公園へ出発
レンジャーステーション、アラスカ登山学校、デナリ教育センターなどの見学を計画
9月9日 デナリ国立公園ビジターセンター・公園内見学/ハイク
デナリ国立公園 犬ぞり犬舎見学
9月10日 フェアバンクスへ出発
モリス・トンプソン・文化ビジターセンター Morris Thompson Cultural Visitor Center 見学
アラスカ大学博物館見学 University of Alaska Museum of the North
※星野道夫さんの展示コーナーがある
9月11日 アンカレッジへ移動
アンカレッジ博物館見学
9月12日 キーナイ・フィヨルド国立公園へ出発
ビジターセンター見学
9月13日 民間のボートツアーに乗船/氷河見学
キーナイ・フィヨルド・ビジターセンター見学
9月14日 アラスカ海洋生物センター見学
キーナイ・フィヨルド・エキジット氷河見学
アンカレッジに移動
ポッター湿原訪問(ムースが見られるかも)
9月15日 アンカレッジ出発(朝)
9月16日(火) 東京羽田到着(午後)
※お問い合わせ:kojifuruse(アットマーク)gmail.com