日本インタープリテーション協会では2024.3.25-27の3日間、東京にて「トレーナーワークショップ2024」を開催しました。昨年に続き第2回めとなります。このワークショップは2020年から検討してきた「これからのインタープリター育成への考え方」に基づいて、現場で活動する「ガイド・インタープリター」の研修等において講師・スタッフとして講義や実習を行うことができるトレーナーを養成しようというものです。これまで当協会主催の「インタープリター・トレーニング・セミナー(ITS)」でグループファシリテーター等として関わっていただいている方々を対象に、招待制で開催しています。今回は宮城、新潟、千葉、山梨、岐阜、愛知、福岡、沖縄から10名の参加者と協会関係者7名が集いました。
ワークショップで取り扱う課題は、①研修会で講師として実演することを想定したトークと体験などを含んだインタープリテーションのデモンストレーション、②ITSテキストや講義資料を活用した模擬講義の検討と実演、③他団体や地域からの要請を想定した研修会のデザインと提案です。その他、近年各地で取り組まれ始めている「インタープリテーション全体計画」についても理解を深めました。
以下は参加された方々のコメントです(一部抽出)
「スキルの学びももちろんですが 全体でディスカッションし それぞれの考え方を共有する時間がとても豊かでした。 今回の研修を通して 自分自身のインタープリテーションの囚われを手放し、インタープリターとして本当に大事にしたいコアの部分はどこなのか? について問い直す良い機会になりました。」
「ステキな仲間と、とても充実した時間を過ごすことができました。トレーナーになれそうかと言えば、まだまだだなあと実感しましたが、みなさんも明確な答えを持っているわけではなく迷いの中で進んでいることを感じ、安心感を感じるともに、一緒に歩いていきたいと感じることができました。」
「トレーナーが集まってワークショップをする機会は貴重で、とても有効ですね。継続したいと思いました。トレーナーとしてのブラッシュアップはOJT(経験の積み上げ)だろうなと思うので、実際に仕事を作るOR引き受ける機会が皆にあると良いですね。」