5月31日に『インタープリターズ・フォーラム 2020 ONLINE』を開催いたしました。
当日の内容を全部で14本の動画リストとして公開いたしました。(一部未収録のものもあります)
(画面右上の「1/14」とあるところをクリックすると、14本のリスト全体が見られます)
毎年、全国からインタープリターたちが山梨県の清里高原に集い、交流や情報交換を行ってきました。今回も1月から具体的な開催準備をはじめましたが、新型コロナウイルスの状況に鑑み、オンラインで開催する運びとなったのでした。
なにぶん、開催する私たちも大規模な参加型の集会をオンラインで実施する体験は初めてでしたので、毎週のようにZoomで実行委員会を開いて、フォーラム全体の企画について議論するのはもちろん、Zoomをフル活用するための技術的な検証や練習を行いました。4月25日には「インタープリターZoomミーティング」を開催し、100名近い方々に参加をいただいて、オンラインでの大規模な参加型集会の運営経験を積むことができました。
『インタープリターズ・フォーラム 2020 ONLINE』を有料開催することで、どれだけの方々にご参加いただけるか、実行委員会ではたいへん気をもんでおりましたが、おかげさまで160名近い方々の参加をいただくことができました。
全体会場のほか、全部で4つの会議室を同時に開き、複数のテーマセッションや研究発表セッションを並行して行ったり、休憩室やおしゃべり部屋を設けるなど、あたかも実際の会場に行って部屋を渡り歩いて参加者同士挨拶したりおしゃべりしたりできるような雰囲気をつくり出しました。
また、昼休みに、ちょっと外の空気を吸いにお散歩していただいてスマホやデジカメで「#こんな時こそ身近な自然観察」写真を撮影していただき、それを一つのスライドショーに仕上げるという企画も行ってみました。
いずれも、インタープリテーションはもちろんのこと、数多くのイベントや集会、研修講座、学会大会などの経験を踏んできた実行委員たちのアイデアを詰め込んだものになったのではと思っています。ご参加いただいたみなさんからのアンケートを拝見し、概ねご好評をいただいたものと思います。
「インタープリテーションの今とこれから」をテーマに、全体会やテーマセッションで話題提供をしてくださった皆さん、そして研究発表セッションで研究発表をしてくださったみなさんもありがとうございました。とりわけ遠くカリフォルニアから貴重なお話をいただいたトッド・ヒサイチさん(USNPSパークレンジャー)には深く御礼申し上げます。
『インタープリターズ・フォーラム 2020 ONLINE』実行委員会
小川結希、川嶋直、坂田大輔、関根健吾、高田研、鳥屋尾健、西村仁志、長谷川幸子、林浩二、古瀬浩史、増田直広、増田由香子、森恭一