インタープリテーション実験室(第2回) 無事終了!次回乞うご期待
「インタープリテーションの評価について」
「評価が大事・・」とはよく言われますが、その方法や考え方ついてはそれほど普及していない状況があるのでは・・。
よくやるのはアンケートとかでしょうか・・? インタープリテーションが発達しているとされるアメリカなどでは評価はどのように考えられているのでしょう。その手法は?
今回のゲストは、米国でインタープリテーションを専門に研究し、現在韓国の釜山大学で教員をされている「桂(かつら)」こと山田菜緒子さんです!
海外の考え方が、そのまま日本の現場にフィットするかは分かりません。桂の情報提供を元にして、それぞれの現場への適用を考えてみたいと思います。
以下、桂のコメントです。
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インタープリテーションを多面的に評価してみよう(評価初級者向け)
インタープリテーションをより良くしていくためには、評価が役に立ちます
インタープリテーションの評価というと、「効果があったか」ということに目が行きがちですが、効果以外の「影響」も見られませんか?そもそも「効果」とは何でしょうか?そのインタープリテーションはそこで、そのようにおこなわれるべきでしょうか?・・・なども含めて、研究者でなくとも実施できる評価方法に焦点を当てて、実際に評価を行いたいと思います
できれば、個人のニーズに合わせた評価計画を各人で立てたいと思っています。
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■実施概要
場所:山のふるさと村(東京都奥多摩町) http://www.yamafuru.com
日時:2013年6月17日(月) 午前10時から3時半頃まで
オプションとして夜の部:
前日16日、ゲストとCESスタッフが山ふるケビンに宿泊します。
前日入りして交流しませんか?
参加費:3000円 (夜の部参加者は、別途5500円 ※山ふるケビン泊、夕食と朝食)
対 象:インタープリター、今回のテーマに関心のある方
主な内容(あくまで予定):
・インタープリテーションの評価について(レクチャーと実習)
・ディスカッション
※インタープリテーションとは何か・・などの基礎的な講習はありません。
※通常のイベント・セミナー等と違い、人件費等を計上しない参加費設定です。
※運営を省力化して行きたいと思っております。趣旨をご理解の上、ご協力お願いいたします。
実施者:自然教育研究センター、日本インタープリテーション協会
申し込み:k_furuse@ces-net.jp 古瀬 まで
■ゲスト:山田菜緒子さんプロフィール
野生生物と環境保護を目指してインタープリテーションを学び始め、日本の大学院を卒業後渡米。アイダホ大学資源・レクリエーション・ツーリズム科にて、世界的研究者でありベストセラーであるEnvironmental Interpretationの著者であるSam Hamの下でコミュニケーション理論とインタープリテーションの評価を学ぶ。インディアナ大学レクリエーション・公園運営科では環境教育、レジャー理論を学び、来訪者調査に基づいたインタープリテーションを研究し始める。 インディアナ大学インディアナポリス校にて研究後、韓国の大学にて教育研究活動に従事する。最終目標は象の保護。
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■「インタープリテーション実験室」について
「インタープリテーション実験室」は、インタープリテーション技術の開発や共有のためのワークショップです。
企画者自身が掘り下げたいテーマを、半分は自分達のために、もう半分はインタープリテーションに関心を持つ仲間と共有するために企画します。広報や運営はできる限り簡素にして経費を抑え、会場費やゲスト謝金、若干の事務経費を負担いただく程度の参加費設定で公開ワークショップとします。
広報や連絡も最低限しかしません。当日の運営も周到な準備はせず、出たとこ勝負・・。荒削りな作りですけれども、いっしょにインタープリテーションの可能性を開拓していきませんか?
対象:インタープリター。各回のテーマに関心のある方
(インタープリテーションとは何か・・などの基礎的な講義や実習はありません)
運営:自然教育研究センター・日本インタープリテーション協会
実施検討中:
今後やりたいと構想中(妄想中)のテーマ・
・アート系の自然体験プログラムをアーティスト目線で見てもらうワークショップ その2
・インタープリテーションにおけるiPadの活用研究
・ブラインドウォークに関する研究
・インタープリテーション計画(Interpretive Planning)の標準化に関するワークショップ
などなど