【申し込み開始】日米インタープリテーション研修会「市民参加の科学調査とインタープリテーション〜アメリカのグレートスモーキーマウンテン国立公園から〜」(オンライン開催)

2021日米インタープリテーション研修会@Zoom

「市民参加の科学調査とインタープリテーション
 ~グレートスモーキーマウンテン国立公園から~」

協会代表の古瀬、フェローの増田、理事の西村による予告・紹介の鼎談動画をYoutubeで公開しています。
https://youtu.be/rRkjksb6W3s
日本インタープリテーション協会では、1995年から”インタープリテーション”発祥の地であるアメリカ各地の国立公園を訪れ、様々なテーマでインタープリテーションを学ぶ、「日米インタープリテーション研修会」を開催してきました。コロナの影響で昨年は実施ができませんでしたが、今年は2021年4月に初のオンライン(Zoom)での開催を行います。
【主催】 一般社団法人日本インタープリテーション協会
【協力】 アメリカ国立公園局(U.S. National Park Service)/環境省自然環境局
【日時】
4月13日(火) 19:30~21:00 プレセッション(日本人参加者のみ)
4月14日(水)7:00~10:00 アメリカとつなぐウェビナー1日目
4月15日(木)7:00~10:00 アメリカとつなぐウェビナー2日目
19:30~21:00 ふりかえりセッション(日本人参加者のみ)
【定員(チケット販売枚数)】  一般100名、学生50名
【参加費】  一般3,000円、学生1,500円
※ご入金頂いた参加費はキャンセルされても返金することはできません。
【申し込み方法】 Peatixよりお申し込みください
https://juits2021.peatix.com
【申し込み〆切】 4/13(火)12:00まで
(先着順。定員に達し次第締め切ります)


【概要】
アメリカで最も年間のビジター数が多い国立公園「グレートスモーキーマウンテン国立公園」(ノースカロライナ州&テネシー州)。その生物多様性の豊かさ、そして市民参加型の科学調査の“ホットスポット”として、データやモニタリングに基づいた自然資源の保護と教育が盛んです。そこで、「市民参加の科学調査とインタープリテーション」をテーマに、グレートスモーキーマウンテン国立公園のパークスタッフや研究者、公園の公式パートナーNPOである「ディスカバー・ライフ・イン・アメリカ」「グレートスモーキーマウンテン協会」のみなさんをゲストスピーカーに招き、初のオンラインによる研修会を開催することにいたしました。
・研修会は3日間、それぞれ短時間に分けて行います。
・アメリカとの時差の関係で、主なインプットの時間である2日目と3日目のセッションは朝の開催、日本人だけで行うプレセッションとポストセッションは夜の開催となります。
・2日目と3日目の朝のセッションに関しては録画したものを参加者限定で公開しますので、リアルタイムで参加が難しい方も、ご都合の良い時間に視聴ができます。
・逐次通訳を入れて実施します。
・事前に申し込みが必要です。
・申込者には「参加事前案内」をお送りします。
・参加にはパソコンやタブレット等の端末とインターネット環境が必要です。
・システムとしてZoomを使います。


協会代表の古瀬、フェローの増田、理事の西村による予告・紹介の鼎談動画をYoutubeで公開しています。

 
■詳細スケジュール(予定)
4/13(火) 夜19:30~21:00 <プレセッション>
「アメリカとつなぐウェビナー」のセッションを理解しやすくするための予習的な時間です。日本インタープリテーション協会の関係者が担当いたします。
・日本インタープリテーション協会(IP協会)と日米セミナーについて
・今回のセミナーのテーマ「市民参加の科学調査とIP」について
・アメリカ国立公園局の概要
・国立公園と公式パートナー団体について  など
※「IP」は「インタープリテーション」の略です。

4/14(水) 朝7:00~10:00 <アメリカとつなぐウェビナー 1日目>
※途中休憩あり
※Great Smoky Mountains National Park = GRSM
「ようこそグレートスモーキーマウンテン国立公園へ」
  キャシウス・キャッシュ氏 (所長、GRSM)
「主催者挨拶/日本における科学とIP」
古瀬 浩史氏 (日本インタープリテーション協会/帝京科学大学教授)
「環境省における市民参加型の自然環境調査」
中島 尚子氏 (環境省自然環境局国立公園利用推進室)
「グレートスモーキーマウンテン国立公園の概要」
デイナ・ソーン氏 (マネジメントアシスタント、GRSM)
  公園の概要紹介。公園の景観、歴史、資源、ビジターサービスについて
「公園における科学」
リサ・マッキニス氏 (自然資源&科学部、GRSM)
  公園はなぜ、どのように科学的な情報を収集するのか?
「全分類群生物多様性インベントリープログラム(ATBI)」
ベッキー・ニコルズ氏 (水生昆虫学者、GRSM)
  公園の生物目録プログラムの最重要点について      
「ディスカバリー・ライフ・イン・アメリカ(DLIA)について」
トッド・ウィッチャー氏 (常任理事、DLIA)
  公園の科学におけるNPOパートナーであるDLIAの概要、
DLIAがどのように研究調査、教育、市民参加をサポートしているのかについて

Q&A
4/15(木) 朝7:00~10:00 <アメリカとつなぐウェビナー 2日目> ※途中休憩あり
「公園内での調査のコーディネートについて」
  ポール・スーパー氏 (調査コーディネーター、GRSM)
  公園がどのようにコーディネートし、つなぎ、園内の科学調査をサポートするのか
「公園におけるコミュニティ(市民)科学」
スーザン・サックス氏 (教育スペシャリスト、GRSM)
  ビジター、学生、地元住民へのハンズオンの教育の機会について
「コミュニティ(市民)科学」
ウィル・クーン氏 (リサーチ・スペシャリスト、GRSM)
  DLIAがどのようにして公園内におけるデータ収集ならびに情報共有をしているのか
「科学のデータを活用する」
ケンドラ・ストゥローブ氏 (データ・マネージャー、GRSM)
  どのようにデータ収集をコーディネートし、研究者と市民に効率的に共有するのか?
(Species Mapperを使って)

「市民のための科学をベースにした教材づくり」
  ローレル・ルマトゥア氏 (CEO、グレートスモーキーマウンテン協会)
  教育的な書籍、パズル、カレンダー、Tシャツなどの様々な商品の企画、
市民と科学をつなぐことを通した公園への貢献について

Q&A
4/15(木) 夜19:30~21:00 <ふりかえりセッション>
・インプットセッションのふりかえりと意見交換
・交流会
 


参考:

<インタープリテーションとは?>
地域資源(自然や文化、歴史など)の意味や価値を伝えることを通して持続可能な社会づくりに貢献する教育。自然公園や多様な教育の現場、観光などに活用されています。
<日米インタープリテーション研修会とは?>
日本インタープリテーション協会では、1995年よりアメリカ国立公園局の協力を得て、研修会を実施してきました。本場のインタープリテーションを、各分野の専門家や現役のレンジャーから直接学ぶ貴重な機会です。また、日米のインタープリターが交流する場にもなっています。
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お問合せ:
一般社団法人日本インタープリテーション協会
メール a.interpreter.jアットマークgmail.com
担当:長谷川、古瀬、増田